仏頂尊勝仏母(ぶっちょうそんしょうぶつも)は、仏の智慧が集まる「仏頂」より現れたとされる、密教における母仏です。
数多くの仏や菩薩を生み出す源として位置づけられ、古くから延命・浄化・業障消滅の象徴として大切にされてきました。
本品は、そうした教えをご利益を誇示する対象ではなく、意味を静かに感じ取る存在として表現した、赤銅仕上げの仏像です。
仏頂に宿る智慧の象徴
仏頂とは、悟りを開いた仏の智慧が最も凝縮された場所を指します。
仏頂尊勝仏母は、その仏頂から生まれた存在として、個々の願いを叶える力というよりも、迷いや執着を洗い流し、物事の本質を明らかにする象徴とされてきました。
本品に表された姿は、自らの在り方や歩みを見つめ直すための象徴として、静かに空間に佇みます。
母仏としての尊勝仏母
仏母とは、仏や菩薩を生み出す根源的な存在を意味する呼び名です。
仏頂尊勝仏母は、その中でも特に格が高いとされ、密教では尊勝陀羅尼を司る存在として尊ばれてきました。
導いたり叱咤する存在ではなく、あらゆるものを包み込み、巡りを整える母性的な象徴として信仰されてきた点が、この仏の大きな特徴です。
浄化と延命を語る思想
尊勝仏母にまつわる教えでは、延命とは単に寿命を伸ばすことではなく、日々の生を穏やかに保つことを意味するとされています。
積み重ねた迷いや重荷を軽くし、心身の巡りを整えることで、自然と時間の質が変わっていくという考え方です。
本品は、そうした思想を背景に、静かな浄化と持続する安定を象徴する存在として表現されています。
信仰や想いを託す対象として
本品は、即効的な変化や強い力を期待するためのものではありません。
日々の暮らしや祈りの場において、心を整え、流れを見つめるための象徴としてお迎えいただくことを大切にしています。
仏頂尊勝仏母という存在への理解と敬意をもとに、無理のない想いで向き合える仏像としてご縁を結んでいただければ幸いです。
3寸・赤銅仕上げによる落ち着いた佇まい
本品は、3寸サイズの仏頂尊勝仏母像を、赤銅仕上げで表現したモデルです。
金色の華やかさを抑えた落ち着いた色味は、空間に強さを主張することなく、静かな存在感をもたらします。
祈りの場や書斎、日常の中で目に留まる場所に置くことで、浄化と延命という思想を思い出すきっかけとなる佇まいを備えています。
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